本会の概要
沿革
明治中期より大正にかけ本県でも、畑地の改田や耕地整理及び用排水路改良などの事業が盛んになり、各地に耕地整理組合や水利組合が設立されました。
これら関係組合が連携を行ない事業の普及と発展を図るため、大正中期に「徳島県耕地整理同盟会」が組織され、その後昭和3年10月に「徳島県耕地協会」が設立されましたが、これが本会の前身であります。
その後、食糧増産の国策に沿い、開墾、農業水利事業、さらには戦後の緊急開拓事業等の啓蒙普及および会員の事務・技術援助を行い、耕地事業発展の推進母体としての役割を果たして来ました。
昭和24年の土地改良法の制定に伴い、 昭和32年6月1日に「社団法人徳島県土地改良協会」へと発展改称され、同年の土地改良法の改正に伴い、土地改良事業団体連合会が法制化されたのに伴い、昭和33年12月同協会を解散し「徳島県土地改良事業団体連合会」が創立され現在に至っております。
昭和33年12月22日 設立認可(農林省指令33農地第4778号)
昭和35年 9月13日 登 記
目的
本会は、土地改良事業を行う者の協同組織により、土地改良事業の適切かつ効率的な運営を確保し、及びその共同の利益を増進することを目的としています。(定款第1条)
事業の概要
1.会員の行う農業農村整備に関する技術的な指導その他の援助
- 農業農村整備事業に関する調査、設計、測量業務の指導及び受託
- 農業農村整備事業に関する積算業務の受託
- 農業農村整備事業に関する施工管理業務の受託
- 農業農村整備事業に関する換地、確定測量業務、登記事務の指導及び受託
- 農業農村整備事業に関する発注者支援関係業務の受託
- 農業集落排水事業の推進・指導及び受託
- 地籍調査事業の指導及び受託
- 電算業務の受託
- 再生可能エネルギーの導入、促進のための支援・再生可能エネルギー導入推進事業
- 農道台帳作成管理に関する業務
- 水土里情報を活用した業務の推進
- 多面的機能支払交付金事業の活動支援
- 団体営調査設計事業の実施
- 土地改良区体制強化事業の実施
- 土地改良施設維持管理適正化事業の実施
- 農家負担金軽減支援対策事業の実施
- 農地・農業用施設災害復旧事業の支援及び受託
2.土地改良事業に関する教育及び情報の提供
- 会報「徳島の土地改良」の発行
- 会員に対する連絡並びに研修の実施
- 土地改良事業に関する参考図書の斡旋・配布
- 県民各層に対する広報活動
- 21世紀土地改良区創造運動の積極的推進
3.土地改良事業に関する調査及び研究
- 事業の促進と効果の拡大を図るため必要な調査及び研究
- 国・県及び全国土地改良事業団体連合会より委託された事項の調査及び研究
- 新規採択地区への啓蒙普及及び助成事業
4.国又は県の行う土地改良事業に対する協力
- 国又は県が実施する土地改良事業の効率的かつ円滑な推進を図る諸施策に協力し、事業の推進に努める。
5.その他目的達成に必要な次の事項
- 土地改良事業促進に関する陳情請願
- 土地改良事業功労者表彰
- 会館の設備利用
- 農業用施設賠償責任保険の斡旋及び事務手続
- 「土地改良区次世代体制整備に係る基本方針」の推進及び協力
- その他定款第1条の目的の達成をするための諸事業
各種委員会・協議会
徳島県受益農地管理強化委員会
徳島県における土地改良事業に関する換地事務の適正かつ円滑な進行を図り、土地改良事業の確保に資することを目的とする。
徳島県管理運営体制強化委員会
土地改良区等における土地改良区施設の管理に関する技術的な診断、指導及び土地改良施設維持管理適正化事業に関する事務並びに土地改良事業の遂行に関する諸問題に対しての助言・指導、財政管理強化相談業務を行うことにより、土地改良区の体制強化を図ることを目的とする。
農家負担金軽減支援対策事業審査委員会
農家負担金軽減支援対策事業の適正な運用を図るため、農家負担金軽減支援対策事業実施要綱に基づいて事業の円滑な推進を図ることを目的とする。
徳島県水土里情報利活用促進協議会
徳島県全域を対象として、農地や水利施設等に関する地図情報データベースの整備の促進及び普及を図ることを目的とする。
徳島県農地・水・環境保全活動推進協議会
農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るため、地域ぐるみでの効果の高い共同活動の推進、農業用用排水路等の施設の長寿命化を図るための活動の推進等に資することを目的とする。
徳島県農山村地域再生可能エネルギー導入推進協議会
小水力等発電施設の導入に向けた会員相互の情報共有や課題の検討、技術力向上のための支援などを行い、再生可能エネルギー発電の円滑な導入に資することを目的とする。
とくしま水土里ネット次世代ネットワーク
土地改良区が、将来的にもその機能を適切に発揮していくために役職員・総代・組合員の中から比較的若年層によるネットワーク化を図り、その会員が自主的に資質向上のための活動や、土地改良区自身の体制強化のための研究・普及啓発活動が行える環境を構築し、次世代の役職員等の育成を行うことを目的とする。
あわ水土里女性の会
土地改良区の運営や活動に携わる女性の活躍及び参画の場を広げ、研修や情報共有を通してネットワークの確立、交流を図りながら、会員自ら研鑽し、女性ならではの視点や発想を土地改良事業に生かし、女性の活躍の推進に寄与することを目的とする。